キッチンカー 仕事

キッチンカー(移動販売)売れるメニューについて徹底的に考え抜いてみた

更新日:

キッチンカーと言ったらカレーライス、タコライスは定番ですね。今ではその数が多すぎて出店場所仲介業者がこの商材については断っているほど。ありきたりすぎてつまらない、と個人的には思うのですが、やはり市民権を得ている商材はそれなりに強いです。

ではこの商材以外で、売れる商品はないのでしょうか。今回はキッチンカーで売れる商材について、自分のキッチンカー運営の経験を元に考えてみました。

これから起業を志す方、行き詰まってなんとか改善策を模索している方の参考にしていただければと思います。

スポンサーリンク

結論、売れる商材とは

まず結論から先に申し上げますと「はっきりしたことは言えない」ということです。冒頭から何いってんの?って感じですが冷静に考えてそんな物があればもうすでに様々な店舗に取り入れられているはずです。

何が売れるかはその時で変化し続けます。市場のバランスと環境など様々な要因が絡み合いますのでむづかしいところではありますが、大事なことは変化し続けることです。ますます何いってんの?って感じですよね。でもおそらくこれが本当の答えです。

人間は飽きやすい生き物ですので、それを逆手に取りタイミングよく変化させ続けて行けば長く選ばれるお店になれる可能性が上がります。と、えらく抽象的な結論になってしまいましたが以降で具体的な内容に触れて行きたいと思います。

結局わかりやすいものが選ばれる

ある時のこと、ハワイの伝統料理を出している先輩キッチンカーの方に残ったお弁当を頂いた事がありました。聞いたことのない料理で、一応ご飯を使ったもののようだけど営業中はあまり売れていない印象だったので、どんなものかと思っていました。

頂いてから早速その場で食べてみたところ、驚くことに非常に美味しかったのです。現地の料理には違いないようなのですが、日本人好みの味付けになっていて、しかも値段も手頃。聞いたところキッチンカー業界は長いらしく馬鹿売れすることはないが細く長くやってきているとのこと。

始めの数年はかなり苦労したそうです。それでもやはり、まだ開業したてのタコライスや焼肉弁当の方が売れていました。現地では挨拶がてらにお弁当を交換することはよくあるので、周りの店舗の味はわかっていましたが、はっきり言ってこのハワイ料理やさんが一番美味しいと思いました。

でもなんで売れないか。答えは簡単で味が想像つかないからです。自分がお客だったらと考えたらわかりやすいですが、せっかくお金を払うのに美味しいかどうかわからないものにはなかなかお金を払う気にはなれません。

それよりも自分の今までの記憶から「これは間違いないだろう」というものが比較的選ばれやすい傾向にあります。誰だって失敗はしたくありませんからね。全く聞いたことのない料理名で、しかもハワイ料理と聞くと少しジャンクなイメージもあります。始めのとっつきやすさ、というのは起業したてには重要な要素かもしれません。

味に自身があるなら

できるだけイメージが付きやすい説明と食欲がそそられるような写真を用意するなど見せ方を徹底的に工夫しましょう。それから初めての出店場所では思い切って半額にしてしまうのも非常に有効です。本当に味に自身があるなら一度食べてもらえさえすれば必ずお店のファンを作ることが出来ます

ですが市民権を得ていない料理はその初めの一歩が最大のハードルとなります。ですのでこのハードルを極力下げてあげるような工夫をしましょう。

想像が付きやすい食材と組み合わせる

もしくはわかりやすく美味しい食材と組み合わせてしまうのも手です。市民権を十分に得ている食材と組み合わせればはじめて見るような料理でも味の想像が付きやすくなります。このように頭で食べているところを想像させ、美味しいという記憶と結びつかせることが一番のポイントです。ここでその役目をするのがこのわかりやすい食材になります。

日常か、非日常かの違い

これはどういうことかといいますと、平日のランチタイムに売れるものが、土日のイベントで売れるとは限らない、ということです。日本人はやはり平日のランチタイムにはご飯物(お米)が強いです。

ピザなども売れるには売れますが結局ご飯です。平日のランチタイムの売上をメインに考えるならご飯物に絞って商品開発をしたほうが良いでしょう。

しかし、土日のマルシェなどのイベントはどうでしょうか。お酒なども当然売っているのでお弁当よりかはピザなどの軽食の方がよく売れるようになります。副業として、土日のみの出店を考えているならイベント向けの軽食の商品開発に力を入れるべきです。

スポンサーリンク

日本人はやっぱり和食&ヘルシー

と、ここまで選ばれやすい商材の例をあげて来ましたが、結局何が売れるの?と思っていることと思いますので、最後に私が考える売れる商材を具体的に紹介したいと思います。

メインの食材としては。料理は和食です。この組み合わせはまず競合が少ないというメリットが挙げられます。なぜなら、魚は鮮度や保存方法などの問題で非常に扱いにくい食材で、しかも原価も高くなります。更に和食は単純に料理として難しい。

それってデメリットじゃ。。と思いますよね。ですが実際に現地でこの組み合わせのキッチンカーが並んでいたら非常に目立ちます。お客さんもキッチンカーは肉系が多いことをよくわかっていますので、珍しがって興味がわきます。

副菜も種類を多めにし野菜を沢山取れるようにします。キッチンカーのお客さんは場所にもよりますが女性の方が多い印象です。女性は特にヘルシーなものを選ぶ傾向にあるので、完全に女性客をターゲットにしましょう。

飽きを防ぐには

野菜に関しては旬の野菜なら比較的安く手に入りますし、季節感を出すには最適です。この季節感は非常に重要です。冒頭で出した結論につながってきますが、季節のメニューを程よく取り入れることによってお客さんの飽きを防ぐことが出来るようになります。

メインの食材は変えずに副菜で季節感を出していけばお弁当の料理名を変えずに変化を与えていくことが出来ますし、常連さんにも「今回は何の野菜が入っているんだろう」と楽しみを提供出来ます。

これは私が実際に飲食店でコックをやっていた頃に実践していたことなのですが、普段当たり前に出すコペルト(お通し)などにちょっとずつ変化を与えると特に常連さんは非常に喜びます。前菜の盛り合わせなども、ありきたりなハムや野菜の前菜の中に手のこんだパテやキッシュなどが入っていたりしても同様です。

ちょっとした副菜でもちょくちょく変化させていくのは非常にめんどくさいですが、これが長く続く店とそうじゃない店の大きな違いだと断言できます。はっきり言ってほとんどのキッチンカー運営者はこの努力をしていません。(文句を言われるかもしれませんが私の知る限りでは断言できます)これができればほとんどのキッチンカーは出し抜けるはずです。

原価の問題

ここで気になるのが原価の問題。先程も言ったように旬の野菜は比較的安く手に入りますので積極的に取り入れて行きましょう。魚については通年で安定して仕入れられるサバが無難なところだと思います。

原価を落とすには幾つか方法がありますが、まずはロスを極力減らすこと。そのためには、普段冷凍保存してあるものを、なるべくツーオーダーで調理できればベストです。ですがそれだとどうしても提供に時間がかかってしまいますのである程度必ず出るであろう出数は予め焼いておいて、不足しそうだったらその都度焼き足す形ならロスを抑えられるのではないかと思います。

魚や野菜、米など安く提供してもらえるつてがあるなら最高ですが、そうはなかなか行かないと思いますので、ある程度お弁当の値段を上げることも考えましょう。強いこだわりとクオリティが保たれていればある程度は受入れてもらえますので、その値段でも満足させられる、という強い自信を付けて(そこまでメニューを作り込んで)思い切って値段をあげてしまいましょう。

調理方法

具体的な調理方法としては車内にスチームコンベクションオーブンを入れて、数十枚は一気に焼けるようにできればベストです。スチコンなら魚もふっくら焼けますし、暖かい状態で提供出来ます。複数段あるものなら焼き足しもスムーズに行くでしょう。

※基本的に移動販売で生魚はNGです。

副菜は予め仕込み場所で仕込んでおいたものをタッパーなどに入れて盛り付けるだけの状態にしておきます。ご飯は絶対にガス釜をおすすめします。なぜなら安いお米でもものすごく美味しく炊けて、美味しく食べれる寿命も長く保てるようになりますし、なんと言っても炊きあがりが速い。

私の場合は2升炊きのガス釜を車に積んで毎回現地に着いてから炊いていましたが、お客さんに炊きたてを提供出来るのと、炊いたご飯を炊飯ネットで一気に取り出し、別の保温専用のジャーに移せば、すぐに次のご飯が炊けます。

慣れるまでは炊き出しのタイミングが難しいですが、慣れれば追加も臨機応変に出来ますし、無洗米と水さえあれば思った以上に売れてしまっても対応出来ます。ですがやはり最大のメリットはガス釜炊きたてのご飯ですね。これは格別に美味しいです。プライベートで買いたいと思ったほどです。「ガス釜炊きたてのご飯」これだけでも非常に強い売りになります。

まとめ

では最後にポイントをまとめていきたいと思います。

  • 長く続けるには常に変化を求める
  • 季節感のあるメニューで飽きを防ぐ
  • 市民権を得ていない料理はとにかくなんとしても食べてもらう工夫を
  • 市民権を得ている食材と組み合わせる
  • 平日のランチ、土日のイベントでは売れるものが違う
  • 日本人はやっぱりお米
  • ヘルシーな和食と魚料理

ざっくりとポイントだけ列挙してみましたが、いかがでしたでしょうか。結局の所どんな商材にするにしても強いこだわりと季節感、変化。これが最も大事なことだと思います。

これから起業を志す方、いろいろと暗中模索しているキッチンカー運営者の方の参考にしていただければ幸いです。ありがとうございました。

キッチンカー(移動販売)引退したからこそ教える、出店場所を確保する方法

突然ですが「失敗ノート」というものをご存知でしょうか。 失敗ノートとは、世界的な投資家のウォーレン・バフェットの右腕ともいえるチャーリー・マンガーが実践しているノートで、客観的に見ることのできる他人の ...

続きを見る

キッチンカー(移動販売)自由気ままか超ブラックか。働き方はどう変わる?

突然ですが「失敗ノート」というものをご存知でしょうか。 失敗ノートとは、世界的な投資家のウォーレン・バフェットの右腕ともいえるチャーリー・マンガーが実践しているノートで、客観的に見ることのできる他人の ...

続きを見る

スポンサーリンク


スポンサーリンク


-キッチンカー, 仕事

Copyright© 諸行無常 , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.